後志が１番❗❗❗

🐻✋ニセコ地域（倶知安、ニセコ両町）にある主要４スキー場の今冬の４月末までのリフト・ゴンドラ輸送実績がまとまり、前季を約３割上回る延べ３５４万人余りとなった。

新型コロナウイルスの影響で集客が激減した前季から国内客を中心に一定程度回復した。

ただ、コロナ禍前に比べると、入国規制による外国人客の低迷が響き、４割程度の水準にとどまっている。

各社は次の冬に向け、政府の入国規制の緩和などを見据え、戦略を練り始めている。

運営各社によると、主要４スキー場（ニセコＨＡＮＡＺＯＮＯ、ニセコ東急グラン・ヒラフ、ニセコビレッジ、ニセコアンヌプリ国際）の今冬のリフト・ゴンドラの合計輸送人員は昨年１２月の営業開始から最終盤の今年４月末までで延べ３５４万３８００人。前季の２７８万７９００人を２７％上回った。

今冬は５月の大型連休まで営業したスキー場もあるため、数字はさらに上積みされる。

次の冬に向けては、日本政府が観光目的での《入国規制緩和》の検討に入ったことから、各社とも更なる集客回復を期待する。

🐻👍【倶知安町ひらふ地区温泉掘削の許可件数14件と過去最多❕】

リゾート施設が集積する倶知安町内ひらふ地区（町山田、樺山）で昨年度、北海道の温泉掘削の許可件数が１４件に達し、過去最多となった。

温泉の水位低下を受け、道が地区内の一部で新たな掘削を禁じるなど、規制を強化した昨年９月１５日以前に許可は集中した。

地元関係者は「駆け込み申請」による地区内での温泉水の過剰利用を懸念しており、道は開発の影響を注視していく方針だ。

２０２１年度の許可１４件は２０年度の７件から倍増し、統計が残る１９５６年度以降で最多。申請事業者は、コンドミニアムの開発などを手がける道内外の不動産系業者が多かった。

申請、許可が急増した要因とみられるのは、道の規制強化だ。

北海道によると、リゾート繁忙期の冬(1月～3月頃)、ひらふ地区中心部の《ひらふ坂》周辺の定点調査で、地下の温泉水の水位が2017年から2020年にかけ15メートル低下、北海道は地区内に《保護地域》と《準保護地域》を昨年9月15日に施行した。

🐻👍【美笛峠通行止で観光客に影響も⁉️　】

伊達市大滝区と千歳市を結ぶ国道２７６号の美笛峠付近が、岩盤崩落の恐れがあるため４月から通行止めとなっており、新千歳空港から羊蹄山麓に向かう観光客の足に影響を及ぼしている。

現時点で通行止め解除の見通しは立っておらず、大きく迂回（うかい）する必要があるため、観光関係者は影響の長期化を懸念している。

札幌開建は、美笛峠付近の融雪災害を防ぐため、４月１７日夜から国道２７６号伊達市大滝区三階滝町―苫小牧市丸山（３２・５キロ）を通行止めにした。その後の調査で、国道沿いの斜面上部で崩落の恐れがある岩の塊が見つかり、同２０日夕からは、区間を三階滝町―千歳市美笛（１０・３キロ）に短縮して通行止めを継続している。

札幌開建によると、復旧には岩の塊を重機などで取り除く必要があり、これまでに作業用の道路は整備したものの、作業完了のめどは立っていないという。

同開建は新千歳空港から羊蹄山麓に向かう場合、小樽や胆振管内白老町経由で迂回するよう呼びかけている。

留寿都村のルスツリゾートを運営する加森観光（札幌）は、道外からの観光客などを乗せる新千歳空港発リゾート行きのバスを１日最大４便運行。国道２７６号を使えなくなったため、道央道を利用して白老町からリゾートに向かうルートに変更した。

所要時間は１時間４５分ほどで、通常より最大１５分程度長くかかるという。

同社には高速料金の負担も生じており、「早く状況を改善してほしい」（担当者）としている。

レンタカー各社も対応に追われる。トヨタレンタリース新札幌の新千歳空港すずらん店は、倶知安・ニセコ方面に向かう利用者に通行止めに注意するよう呼びかけているほか、パンフレットも配っているという。

それでも、倶知安町の経済関係者は「空港からレンタカーでカーナビ通りにこちらに向かう途中で通行止めにぶつかり、引き返して小樽回りで来る道外の知人が相次いでいる」と明かす。