後志が１番❗❗❗

🐻✋昭和初期に道内屈指のレジャー施設として知られた小樽市内の「オタモイ遊園地」跡周辺の再開発構想を巡り、現地調査などを行っていた小樽商工会議所が基本構想案をまとめた。

日本海を一望できる「オタモイ・テラス」や全長約３キロの遊歩道整備が軸。１９５０年代以降３度も断念された再開発構想が動き出すか注目されそうだ。

昨年２月に家具・インテリア製造小売りのニトリ（札幌）が同会議所に調査費５千万円を支援し、構想が本格化していた。

ただ、再開発の実施主体は未定で、落石対策などでも多額の費用がかかるとみられ、実現へのハードルは依然高い。

昭和初期に道内屈指のレジャー施設として知られた小樽市内の「オタモイ遊園地」跡周辺の再開発構想が具体化する可能性が出てきた。

２３日に現地視察した家具・インテリア製造小売り最大手のニトリホールディングス（ＨＤ、札幌）の似鳥昭雄会長が、今後の出資と、一部施設の早期整備を明言。１０月にも概算事業費などを盛り込んだ基本計画案の策定を目指す小樽商工会議所は、取り組みをさらに加速させる考えだ。

「（上川管内上川町の）層雲峡に匹敵する雄大な景色。こんな眺めは道内では珍しい」。遊園地跡を見下ろすオタモイ海岸沿いの丘陵地約１・２キロを歩いて視察した似鳥氏は、周辺の観光地としての潜在力の高さを改めて評価。眼下の風景を自ら盛んに写真に収めた。

似鳥昭雄会長は２３日、小樽市内のオタモイ遊園地跡周辺の再開発構想について「会社か個人として出資する。最短３年、長くても５年で何らかの形にしたい」と述べた。

《構想案》では…自然をできる限り保護して行うことを基本として、予定地を①高級料亭《龍宮閣》跡地、②オタモイ地区と小樽市塩谷地区を結ぶ遊歩道、③旧オタモイ遊園地、④来訪者の玄関口、の4エリアに区分している。

構想では…①龍宮閣跡地に休憩可能な《オタモイテラス》を建設

②遊歩道は…旧遊園地から塩谷地区に近いポンモイ岬迄の3キロに整備する。冬季の遊歩道はスノートレッキングの活用を想定する。

③旧遊園地跡地は…グランピング施設やレジャー船等の停泊施設の開設を計画。

④小樽市中心部に近いエリアにネイチャーガイドの常駐施設を設置する。

小樽商工会議所は10月にも想定案を具体化し、概算事業費や整備優先順位を示す考え。

オタモイ再開発について《課題》もある。

計画地について、《コスト面(建設費用)》や《建物の耐震工事》、《オタモイ海岸や遊歩道の環境面》も含めてどう考えているのか注目される。

似鳥氏が今後も主体的に関わる姿勢を打ち出したことで、再開発が一気に加速する可能性がある。