2025年02月01日
🐻小樽駅前広場再整備を屋外平面型に❕
🐻✋小樽市は、JR小樽駅前広場の再整備事業を巡って、バスターミナルを再開発ビル内に設けるか、屋外にするか検討した結果、屋外に造る「平面型」の採用を決めました。

JR小樽駅前広場は昭和51年の整備完了から40年以上が経過した現在、自家用車の普及や観光客の増加など、交通状況が変化しており、歩行者と車両の輻輳や歩行者が車路を乱横断するなど、安全上の課題があります。


現在の小樽駅前広場(①タクシープール)


(②現在のバスターミナル)
一方で、隣接する駅前第1ビルでは再開発の準備が進められていることや、令和12年度末には北海道新幹線の札幌延伸が予定されており、今後は、この新たな施設等との連携も必要となります。
小樽市は、これらの現状を踏まえ、市民の皆さんをはじめ、小樽を訪れる皆さんにとりましても、安心して「小樽の玄関口」をご利用いただける新たな駅前広場を目指すため、令和4年5月に「JR小樽駅前広場再整備基本計画」を策定しました。
本計画では、再開発ビルにバス乗降場を組み込んだ「建物一体型」を2案(Plan1、2)、再開発ビルにバス乗降場を組み込まない「平面型」を1案、計3案を配置計画案としました。

このうち、「建物一体型」については、実現可能性の面で更なる検討が必要であり、整備後の維持管理コストを踏まえた上で、導入することが可能であるか、関係者と協議・検討を進めることとしていました。
「建物一体型」で整備する場合、再開発ビルと一体となった整備が必要となり、本計画では、建物一体型の想定事業手法を「道路法で位置付けされた特定車両停留施設(※)としての整備」としています。
※特定車両停留施設:道路法に規定されたバスやタクシー等事業者専用の停留施設で道路管理者が整備可能。管理運営は道路管理者から運営権を設定された運営権者(特定目的会社(SPC))等が行う。
この想定事業手法を導入する場合、施設整備後の管理運営において、バス発着料とテナントの家賃収入を得て、そこから必要となる人件費や水光熱費などを支出する仕組みとなります。
このため、導入可能性を判断するためには、長期的に健全な運営が可能かどうかを見極める必要があることから、建物一体型の収益分析を行いました。
その結果、支出に対する収入の見込みが少なく収支均衡を図ることは難しい上、収入を増加させる方法も現時点では想定できないことから、建物一体型の健全な運営は難しいことが判明しました。
上記検討結果から、「建物一体型(Plan1、Plan2)」による整備は困難であると判断し、「平面型(Plan3)」を配置計画案として選定しました。

JR札幌駅のバスターミナルのように「建物一体型」を整備すれば、運営経費などで年間約1億円の赤字が発生するため。
今回の決定で、バス発着場所は現状の2カ所から、広場内4カ所に分散されることになります。
今後は、隣接する再開発事業などとの協議・連携を図りながら、今回選定したした配置計画にて再整備を進めます。
🐻👍【今日の1曲🎵】
🎵『Two Roses🌹』 chiru

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sintomi1 at 12:12│Comments(0)│小樽